1959-02-17 第31回国会 参議院 逓信委員会 第6号
今の新谷君の質問に対する、まあ大臣の御答弁ですが、一体今、吉田内閣から岸内閣になって、教育放送を商業放送にも許す。これはたしか、前大臣の田中角榮君のときだったと思いますが、教育放送の一体、定義はどうするのだ、ことに商業放送に教育放送を許す、それには、教育番組が何%、教養方面的なものが何%、こういうような比率を具体的に数字で現わしているのですね。
今の新谷君の質問に対する、まあ大臣の御答弁ですが、一体今、吉田内閣から岸内閣になって、教育放送を商業放送にも許す。これはたしか、前大臣の田中角榮君のときだったと思いますが、教育放送の一体、定義はどうするのだ、ことに商業放送に教育放送を許す、それには、教育番組が何%、教養方面的なものが何%、こういうような比率を具体的に数字で現わしているのですね。
今吉田内閣に対する国民怨嗟の声は、汚職事件の発生と、その汚職事件に対する吉田総理の指揮権発動ということが今やその怨嗟の的であります。きのうの答弁によると、総理はこの指揮権発動は法律の定めるところに従い、正しいと思つてやつたのであるというお話でありました。これは憲政の常道を知る一国の総理の言葉とは思われません。今日本は民主国家であります。
しかし、そういう考え方のあることはわかるわけですが、今吉田内閣の政策ではそういうような情勢にない。ところが、そういう中で、ひとり銀行局だけがそういうこを考えておる。これはむしろ賃金体系そのものを乱すものだ、あるいは労使関係の今のルールを破るものだ、かように考えるわけであります。
そこでこれは労働省にも通産省にも経済審議庁にも、全部一諸にしてお聞きしたいと思いますが、今吉田内閣の行なつておるこのデフレ政策というものはどこの谷間まで落ちて行くか、落して行くかということについては、いずれ目標があろうと思いますが、或る点まで落ちて行つてそうしてそこから自立化経済というものの見通しが立つて再び伸びて来る、こういう構想であることはお述べになつたのでありますが、その場合に或る点まで落して
而も今、吉田内閣の重要な地位にある緒方副総理は、昭和二十七年一月一日の朝日新聞の座談会におきまして、はつきりと今の憲法は明らかに自衛軍を否定しているということを述べております。そうして第九条の二項で「陸海空軍その他の戦力はこれを保持せず、国の交戦権はこれを認めず」云々とある。つまりこれは兵力及び潜在兵力を持つてはいかんということになつておるということを、はつきりと緒方副総理は述べておる。
むしろ逆説かも知れませんが、今吉田内閣はこの極端な右寄りのやり方、極端に申しますと、古い日本に帰つて行つております。大達文部大臣が曾つて華やかな権力を振つておられたあの時代に今戻りつつあります。
○矢嶋三義君 昨日緒方副総理と佐藤法制局長官は、内閣が変れば憲法解釈というものは変つてよろしいのだ、憲法制定当時は自衛戦争を否定しておつたが、現在では自衛戦争は憲法の範囲内でできると、こういう木村長官の言明は差支えないのだと、こういうことを昨日答弁されたわけですが、そうだとすれば、今、吉田内閣は、自衛のためにも戦力は持てない、こういうことを言われておる。
それはたとえば明治御一新の志士が尊皇攘夷、幕府を倒すのには尊皇だけでは力が弱いから尊皇攘夷で行つたが倒してしまつたあとではすぐ開国になつてしまつたというようなぐあいで、非武装中立論というのも、今吉田内閣がアメリカとタイアップしてやつておる。これには反対である。しかしわれわれが天下をとつたならばソ連とタイアップをして武装をするのだという、腹の中はそういうお考えであるかもわかりません。
○高橋(禎)委員 ただいまの御答弁は、私の質問をちよつと誤解されたのではないかと思いますが、私は今吉田内閣総理大臣の政治的見識を問題にしておるのではないのであります。
今吉田内閣の下に行政整理によつて、高等遊民と言われるような人々が中途半端な形において国内に屯する状態ができて来たとするならば、自然にこの民族の中に萎靡沈滞と希望のない世界が推し拡げられて行くと思うのであります。
これは政治情勢が非常にノーマルに進んでおりまして、しかも国会が休会になりました後におきまして、適当な時期を選んで外遊されることは、これは一々われわれがくちばしをさしはさむことではございませんが、先ほども申しましたように、今吉田内閣を取巻きます政治情勢並びに人心は、はなはだ不安定でございます。
○河野(密)委員 私は今吉田内閣総理大臣の御答弁になつたことでは決して満足いたしません。ほかの問題については、それは吉田内閣総理大臣が、いろいろにさぎをからすと言われることも私は容認することがあるかもしれません。しかし事現実の問題として、政策の破綻は国民生活全体の破綻と正して現実に現われて来る問題であります。
そういう中で今吉田内閣がやつております政治は悪いのでありますけれども、ほんとうに悪い政治ではあるが、正しいことは一応正しいとしてやつておるという信頼を持たせるように自由党もやつてもらいたい。そういうぐあいにやらなければ……(「悪い政治だとは何事であるか」と呼ぶ者あり)これは見解の相違であります。われわれ労働者といたしましては……。
今吉田内閣がとつている財政政策を見ましても、これは国民はもうあらゆる面から批判するだろうと思う。今緒方大臣のおつしやつたようなことではこれは金のことは、将来かようなことはあろうということは少くとも国会でも知つておるわけです。今始つた話ではございません。
○田中一君 今吉田内閣では、行政機構の改革に着手して、今度は必ずこれは実現さすというような考えを持つておりますが、あなた閣議に出ていらつしやるのだからおわかりであろうと思いますが、従来野田君がやつたように天引整理を以てやろうとするのか。この建設省関係の予算が厖大になれば、今度は行政機構改革をやつて…。
今吉田内閣として最大の問題は自衛力をどうやつて漸増するかということなのです。それに対しまして、防衛分担金は国の財政からどういう割合を占めるか、さらにその問題について保安庁経費を入れて……。 〔発言する者あり〕
併しながら、饗応せない、そのことというものが解決しないという習慣というものは、今吉田内閣、而も吉田総理、或いは緒方官房長官が言われましたような、そういうところに根ざしておると私は思うのです。これでは綱紀粛正がどうしてできますか。現に服務規程に違反しておるですよ。これをこれでよろしいのだ、料亭に行くのは当然だとこういうようなことで看過できますか。
丁度今吉田内閣は新聞等で見ておりますると相当な危機に逢着しておるようであります。これと同じような事態が実は一昨年の暮にダレス氏が訪日されたときにあつたと思うのです。丁度このときはダレス氏と吉田総理大臣の間に相当日本の再軍備について意見の相違がありました。そのためにこれはひよつとするとおれのほうに政権が来るというのでそれについて相当進軍ラツパを吹いた諸君もあつたようであります。
日本の財政の問題につきましては後ほど触れたいと思うのですが、そういうような面であの軍事基地というものは日本を、大きくこの島国を、今吉田内閣がとつている一つの向米一辺倒の政策というような中でがんじがらめにして、そうして財政経済政策、更に国土、国民を挙げてそつちのほうに協力させるような態勢に強引に引つ張つて行くところの一番源泉をなすものが基地である。
が、今吉田内閣は自由党内閣と言われており、その建設大臣は自由党員であつて、国務大臣をやつておられる。併しその吉田内閣は補正予算を組まないということを言われる。然るにこの補正予算を組む立場に追い込まれるべき法案を、発議者の大部分、過半数は自由党員である、こういうことについて、自由党に所属をしておられる国務大臣としての建設大臣の御意見を聞いたわけです。
問題は栄典制度の公聴会において、私がこのようなことをこれから申し上げて、はたして公聴会としての意義があるかどうかという問題については、多少疑問があるところでありますが、私は子供のころ、といいますと、今の満でいいますと十一半くらいから社会に出て働いて来たわけですが、そういう過程の中で、この栄典制度というものがどういう状態で日本の場合には使われて来たか、こういう関係をわれわれがはつきり知らないと、今吉田内閣